インフルエンザやノロウイルスに代表されるいろいろな感染症は、一年中私たちを苦しめてきます。サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌、O-157などの重篤な食中毒症状によって、命を落とす危険性も・・・。後遺症が残る場合もあり、小学生の頃に感染したO-157の後遺症により15年後に死亡した例もあります。
そんな菌やウイルスに効果的と言われ注目されているのが、「ジアレックス」という「次亜塩素酸水」なんです。
目次
ジアレックス(次亜塩素酸水)の効果
ジアレックス(次亜塩素酸水)とは、そもそもどういうものなのでしょうか。
ジアレックスは、次亜塩素酸の水溶液のこと。
除菌効果が強く除菌剤、消臭剤として利用されていますが、
不安定な物質なので徐々に分解していきます。
また、有機物と反応するため消臭効果もあるんです。
弱酸性なので、直接手に触れても大丈夫で安全性が高いものです。
布製品の除菌・消臭やテーブル拭き、手洗いにも高い効果を発揮します。
ジアレックスの除菌効果って?
ジアレックス(次亜塩素酸水)は、微生物やウイルスなどたんぱく質の有機物と出会うと、酸化反応と塩素化反応が起こるので、微生物やウイルスを99%以上死滅させます。
このありがたい性質のおかげで、ほとんど全ての細菌、ウイルスに除菌効果があり、一部の菌(芽胞菌)を除いて1分以内で除菌が完了するのです。(芽胞菌でも2分以内に除菌されます)
ただ、これは常温の場合で、40℃であれば20°Cのほぼ 6 倍に除菌力が増すため、芽胞菌でも1分以内に除菌されてしまいます。
具体的に効果のある細菌やウイルスを挙げると、
- 黄色ブドウ球菌
- MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
- セレウス菌
- サルモネラ菌
- 腸炎ビブリオ菌
- O-157 (腸管出血性大腸菌)
- カンピロバクター菌
- ノロウイルス
- インフルエンザウイルス (2009年新型を含む)
- カンジダ
- 黒カビ
- 青カビ
ということで、あらゆる細菌やウイルスに効果的なのがわかります。
アルコール除菌と次亜塩素酸水の比較
除菌や消毒といえば、アルコールも有名ですよね。
それでは、次亜塩素酸水とアルコールとでは、その効果に違いがあるのでしょうか?
調べてみました。
アルコール | 次亜塩素酸水 | |
インフルエンザ | ○ | ○ |
ウェルシュ菌 | ✕ | ○ |
破傷風菌 | ✕ | ○ |
セレウス菌 | ✕ | ○ |
ボツリヌス菌 | ✕ | ○ |
炭疽菌 | ✕ | ○ |
白癬菌(水虫) | ✕ | ○ |
カンジダ | ✕ | ○ |
ノロウイルス | ✕ | ○ |
ロタウイルス | ✕ | ○ |
ヘルパンギーナ(コクサッキーウイルス) | ✕ | ○ |
アデノウイルス | ✕ | ○ |
一目瞭然ですね。
いくらアルコールで拭いても、これらのウイルスや菌には効果がないんです。
アルコール消毒で手荒れがひどくなる、という方にも、
次亜塩素酸水ならお肌と同じ弱酸性なので、安心ですよ。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い
家庭でよく使われる、塩素系漂白剤には次亜塩素酸水(ジアレックス)と名前のよく似た「次亜塩素酸ナトリウム」が使用されています。この2つはどう違うのでしょうか。
わかりやすいよう、表にまとめました。
ジアレックス 次亜塩素酸水 | 次亜塩素酸ナトリウム | |
保存 | 不向き | 高濃度なら安定 |
PH | 弱酸性~中性 | 強アルカリ性 |
皮膚 | 問題なし | ヌルヌルして溶ける |
臭い | 弱い | 強い |
除菌・消臭力 | 強い | 弱い |
漂白力 | 弱い | 強い |
名前が似ているモノ同士ですが、その性質は全く別のものなんです。
また、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤など)を弱アルカリ性などにしたいとき、酸性の薬品を混ぜてはいけません。有毒な塩素ガスが発生して、死亡事故に至る危険性があります。
その代わり、弱アルカリ性にしたいときは水を混ぜて薄めましょう。
名前が似ているからと言って、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを混ぜてはいけませんよ。
ジアレックス(次亜塩素酸水)は弱酸性なので、人間の皮膚と同じ。だから、安全なんですね。
ジアレックスの使い方
ジアレックス(次亜塩素酸水)の効果的な使い方をご紹介します。
食器や調理器具の除菌
ジアレックスに浸して除菌できます。この場合は、低濃度でも十分効果があります。
スプレーで台所全体や器具などを除菌する場合は、100~200ppm の高濃度の除菌水を使うと、高い除菌効果があります。
手指や床、繊維製品・金属類などの除菌
手を洗った後、さらにジアレックスで除菌するとより効果があります。
また、漂白力が弱いので絨毯やカーペット、ソファーなどの繊維製品にも安心して使えます。
ドアノブなど金属製のものにも使用できるので、除菌可能です。
水拭きでジアレックスを使う場合は、200ppmの濃度で十分効果があります。
床や繊維製品、金属製品も、ジアレックスを含ませて固く絞った布で拭くと良いでしょう。
つまり、お風呂、洗濯機、トイレの除菌、防カビ、消臭、子供のおもちゃの除菌などあらゆる場所の除菌、消臭に使用できます。
空気中の除菌や消臭
超音波噴霧器やスプレーで、ウイルス感染予防と同時に、空気洗浄&部屋の消臭ができます。
この性質を応用して、食品工場や病院、牧場などウイルスや細菌を繁殖させないために、工場や建物全体をミスト化した次亜塩素酸水で満たし、除菌するシステムが利用されています。
ペットの除菌と消臭にも使えます
もちろんペットにも安全に使えるため、散歩から帰ってきた時などに除菌したり、消臭効果も高いので、気になる部分を拭いたりスプレーしたりすれば、除菌と消臭のダブル効果が期待できます。
使用上の注意点は?
ジアレックスは、その除菌効果を最大限に発揮するためにいくつか注意点があります。
除菌する前に汚れを落としておく!
ジアレックス(次亜塩素酸水)は、直接細菌やウイルスに接触することで効果を発揮するので、あらかじめ汚れを落としておき、成分が届きやすくしておくとベターです。
特に油汚れは水をはじいてしまうので、しっかりと落としておきましょう。
合わせて、水拭きする際は綺麗な状態の清潔な布で行うと、より効果が期待できます。
次亜塩素酸水は長持ちしません!
ジアレックス細粒のままであれば、未開封で2年間は保存できます。
しかし、一旦水と混ぜて次亜塩素酸水にしてしまうと、3ヶ月しか効果が持ちません。
そこで、次亜塩素酸水は、冷暗所に保管して小分けにして使用してください。高温所や直射日光に当たると成分濃度が低下します。 (密閉容器の冷暗所保管で目安は約 3 ヶ月)
他の洗剤や薬品と混ぜてはいけません
塩素系除菌剤でありますが、漂白作用は、ほぼありません。
そのまま使えばとても安全な除菌剤ですが、他の洗剤や薬品と混ぜると、その成分によっては化学変化が起きて有毒なガスが発生する場合もあります。
他の洗剤や薬品と混ぜないでください。
ジアレックスの製品情報
ジアレックスは、このような細かい粒で届けられます。この細粒を決まった分量の水道水で溶かすだけなので、簡単に除菌ができるんです。
細粒の状態で未開封なら2年間は持ちますので、備蓄も十分可能ですね。
また、ジアレックスは、学校保健の向上発展を目的として設立された日本学校保健会の推薦も受けています。それほど、安全で安心な除菌剤だという証明ですね。
こちらの商品は、水道水に溶かして使用するタイプです。 一般の細菌類の場合は、水道水500mlに1包でご使用ください。【50ppm】 カビや細菌類など強い菌の場合は、水道水500mlに4包でご使用ください。【200ppm】 <【50ppm】使用例> <【200ppm】使用例> |
通常の除菌なら、500mlペットボトルに1包で十分ですので、
それが10包分ということは全部で5リットル分ということですね。
除菌剤5リットル分がたったの1080円って、かなりお得だと思います。
よく病院に置いてあるアルコール消毒剤は、1リットルで1500円(Amazon)だったので、やはりジアレックスはかなり安い!と言えますね。
自分で作る手間は確かにありますが、
手間と言ってもただ水道水に混ぜて溶かすだけ。
しかも、液体のままでもスプレーでも使えて、
アルコール消毒では効果が期待できない、ノロウイルスなどにも効果があるので、本当に健康を考えるならジアレックスがオススメです!